木下系統和金の稚魚選別


こんちわ、クロです🐈
木下和金を交配させ、孵化させたのが5月中旬。
それから、約8か月が経過しました。

はじめての稚魚育成ということもあり、全稚魚を育てる方向性で挑みましたが、明らかに成長効率が悪い。
マンション育成ということもあり、飼育スペースに限界を感じる今日この頃です。

クロ

やはり無謀だったか……
まぁ、誰もが通る道、廃棄は悲しい



問題点は以下のとおり。

① 成長速度の個体差
② サイズ差による飼料サイズの適正化
③ 水量確保


金魚飼育には【1:1:1の法則】があり、「1cmの金魚1匹に対して1Lの水量」を必要とされています。
現個体数は125匹、品種は以下のとおりです。


二歳木下産更紗和金【8cm】     4匹     32L
当歳木下系統更紗和金【4cm】    27匹    108L
当歳木下系統更紗和金【3cm】    31匹    93L
当歳木下系統更紗和金【2.5cm】  30匹    75L
二歳木下系統キャリコ和金【9cm】  2匹     18L
二歳ランチュウ【7cm】       1匹     7L
当歳ランチュウ【5cm】       5匹     25L
当歳ランチュウ【4cm】       8匹     40L
当歳ランチュウ【3cm】       12匹    36L
当歳シルク朱文金【12cm】     1匹     12L
当歳シルク朱文金【9cm】      2匹     18L
当歳シルク朱文金【4cm】      1匹     4L
当歳鉄魚【5cm】          1匹     5L


我が家で確保できる水量はベランダ含め360L、ただ冬場は水温5℃を切る地域の為、ベランダは使用しない方向で進めました。
ベランダにはコンセントもないので、220Lで頭打ちです。
それに対し、本来必要とされる水量は473L、明らかな水量不足。

結果、過密飼育による成長不可、悩ましいものです。
譲って個体数を多少減らしたんですが、未だ基準値には程遠い。
これは、1軍を生かすために3軍を過密飼育に切り替える必要が出てきました。

魚類は育成環境によって、成長域を変動させます。
人間が、小さな靴を履くと身長が伸びないように、魚は小さな水槽に入れると成長しないのです。

クロ

全体を生かすとは、個の可能性を奪うこと


金魚育成も人材育成も同じ。
育てるとは伸ばすことではありません、壊さないことです。
伸びる個体に対しては成長期待値を壊さない、伸びない個体に対しては命を奪わないように延命環境を整える。

すべては適材適所で、可能性を最大化し、リスクを最小化する。

金魚は愛玩魚類、愛されるために生まれてくる人間のエゴが具現化した生物です。
遺伝子組み換えによって、欠陥をもったまま産まれてくる不完全体と言える。

その中で完全な形を持って産まれてくる商品を、愛好家は求めます。
それは総数の1~2%の世界、故に価値は吊り上がるのです。
ただ、それはニーズによって変わる。


金魚を「可愛いという層」と、「立派だという層」は違うのです。
その距離感に可能性を感じております。


選別時に優先するのは以下の要点です。

① 成長速度
② 尾の開き
③ 尾筒の太さ
④ 鱗の均一性
⑤ 体高
⑥ 遊泳の軽快さ
⑦ 体軸の歪みのなさ
⑧ 背の素直さ
⑨ 顔の詰まり
⑩ 品種として欠陥がないこと
⑪ 柄


減点方式で行います、ただ、優先するのは体格です。
柄は運です、それ以上に「長年愛されることができる体を成しているかどうか」を僕は重視します。
柄なんて、数打てば当たりますから。

受け継がれた血による試行錯誤の歴史、それが体格を決める。
そこに生産者の覚悟が宿る、木下さんの金魚は素晴らしいのです。

現状、我が家でのトップ5は以下の子たちです。



まだ4cmの個体ですので、完成度は低いです。
鱗が乱れている子は一番大きな個体であり、成長力を買っています。

柄が良くて、体も綺麗な子もいるんですが、なんせ成長力が低い。
あの子たちはちゃんと待って育てることにします。

今後、幅を出させるために、育成スペースを見直します。色々と準備中。
この腹、丹頂の出現率が高いので今年も楽しみだったりします。
次の産卵は、水量気にせず育成でできる構造を組みますよ!!


では、素晴らしい金魚ライフを✋

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この記事を書いた人

大学で火山岩石学を専攻、卒業後3年間旅をしていました。その後、職業訓練校でCADを学び機械設計会社に入社。コロナを機に退職し、現在は自営で運送業しながら多肉植物を育ててます。時々、多肉系記事も書きます。

錦鯉・金魚に興味を持ち、育成を開始!!
今後は観賞魚業界に潜入します!!

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