稚魚でも転覆病になるらしい、2日後ふつうに治りました

こんちわ、クロです🐈
現在、らんちゅうベイビーを52匹育てています。
4/11日より育成を開始し、皆順調にサイズアップしてくれている。

当初は育成ノウハウが全くなく、約20匹をエロモナス症によって落としてしまいました。
色々と動画を漁ったり、ペットショップや金魚専門店で聞き込みをしたりして、ようやく生体育成が安定。





その中でふと浮かんだ疑問があります…

稚魚でも転覆病は起こすのか?

転覆病とは?

世間一般的には浮袋が異常をきたし、上下逆さま、水面に腹をだして転覆している状態を引き起こす病気とされています。しかし、正式には「浮袋異常」「平衡感覚異常」を指し、転覆せずとも下でじっとしている場合も同様の「異常」として捉えられます。
(浮き上がることだけでなく沈下することも異常)


転覆病は「転覆しているから転覆病」と言われますが、その病名自体がそもそもよー分からんです。
金魚には2つの浮袋があり、そのどちらかが縮小や肥大してしまえば平衡感覚はおかしくなります、また、神経が過敏に反応した結果、平衡感覚が狂うことがあります。

さらに、金魚には胃がありません。
食べたものはそのまま腸に送られます、消化の悪いものを与えると消化不良となり、半透明な細長いフンが出ます。
体内にガスも貯まるし、十分消化できてないので、エネルギーを摂取できてない状態、ストレスに直結して免疫力に影響するのでこれも良くない。


成魚を飼育していると、転覆するまではいかなくても、体内にガスがたまり、水面に浮上することがあります。
頑張って潜ろうとするも、すぐに水面に引き戻されてしまう、この傾向にある魚は販売店でもけっこう多いです。

エサを抜けば一時的に平常に戻るものの、再びエサを与えれば、また水面にプカーと浮かび上がる。

クロ

魚買う時は気をつけてね、軽症の転覆病でも完全に治ることはあまりない、悪い癖がついたみたいに、いっぱい食べた日は浮くようになるから



僕ら人間に例えると、揚げ物食べ過ぎておならいっぱい出る現象ですかね…笑
または、腸内細菌が整ってないないからおなら臭いとか。

とある動画で稚魚はどんどん食べさせても転覆病にならないというのを聞きました。
僕もそれには基本的に同感です、大きくするにはかなり高頻度でエサを与えます、成魚にこんなことしてたら転覆病に普通にかかると思いますよ。
それでも転覆しないんだから、やはりゴールデンエイジとかいう成長期なんですよ。

ただ、これは「基本的に」という話。
中には転覆する子もいます、それに育成環境が悪いと本来転覆しないでいい個体が転覆することもあるように思います。
単純に飼い主の育成スキルの問題もあるかと…



ウチの子が1匹、転覆病になりました。
稚魚でもこんな凄まじい浮き上がり方をするのかと驚いたもんです。

でも、2日後には、普通に戻って、現在も餌バクバク食べています。
それ以降、浮いたことはないですね。

僕が思うに原因は「フン詰まり」だったように感じます。
浮くようになってから、腹は膨れているのに肛門から一向にフンが出てませんでした。
そんな消化の悪いエサは与えていないので、他の子は大丈夫、この子だけプカプカしてました。

このような「一時的な浮上傾向」は、状況によっては十分有り得るようです。
これはこれで良い勉強になりました、稚魚が浮いたときはとりあえず「フン詰まり」を考えてみます(^^)

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この記事を書いた人

大学で火山岩石学を専攻、卒業後3年間旅をしていました。その後、職業訓練校でCADを学び機械設計会社に入社。コロナを機に退職し、現在は自営で運送業しながら多肉植物を育ててます。時々、多肉系記事も書きます。

錦鯉・金魚に興味を持ち、育成を開始!!
今後は観賞魚業界に潜入します!!

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