キョーリンさん「咲ひかり」はすごい、知られざるメリットを紹介します!!


こんちわ、クロです🐈
金魚を飼っていると、どのエサを食わせればいいのか迷いますよね…笑

色々とエサが出回りすぎて、逆によー分からん状態になっています。
金魚屋さんや某ペットショップ店員さんに聞いてみると、そろってアドバイスされる「咲ひかり」

「ひかり菌が良い」「消化がすごく良い」等、利点は効くのですが、懇切丁寧に科学的視点で話してくれる訳ではないので、いまいちリアルにかけるというか…
まぁ初心者には難しい話になるから気をつかって省いてくれたんだとは思います…

でも、我が子達に食わせるものですからね、知らなければ!!


とある有名生産者さんは、咲ひかりだけで育てているらしい。
それだけ信頼のおける人工飼料であり、実績も作れるみたいなので、僕なりに深掘りすることにしました。

今回は「咲ひかり」について調べ、そのすごさを言語化できるようになったので、皆さんに共有していこうと思います!!

目次

咲ひかりのココがすごい!!

ひかり菌は腸内環境を正常化する

咲ひかりは「生菌剤」としての効果があります。僕ら人間も、お腹の調子を良くするためにヨーグルトや納豆を食べていますが、腸内に有用な作用をもたらす微生物を住まわすことで、腸内環境を最適化しています。

金魚も一緒で腸内環境を正常化することで健康的に育つ。
咲ひかりの生菌剤は休眠状態で飼料に入れられており、腸内に届くと徐々に活性化して腸内細菌の優占種となります。

この菌はバチルス菌の一種で、それを「ひかり菌」と読んでいるそう。

バチルス菌の効果

主に農業分野で扱われてきた菌で、土壌改善、植物の健康促進、環境浄化等に効果がある。

・有機物を分解し吸収しやすい栄養素に変える
・病原菌の増殖を抑え病害を予防する

近年は様々な用途に使用されています。


バクテリアの有機物分解の手助けをする

金魚が排出したフンの一部にひかり菌は残っており、バクテリアの有機物分解を手助けします。
咲ひかりを与えていると、赤虫を与えたときに比べ、フンの分解スピードが早い気が…(あくまで主観)
バチルス菌の一種ということなので、そのような水質改善効果が期待できることは推測できますね。

病原菌の増殖を防ぐ

エロモナス等の病原菌増殖を防ぐ効果があります。
キョーリンさんの実験によると、その効果が期待できるようです。

丸型トレイに培養したエロモナス菌を入れ、その中にひかり菌を添加した四角い紙を入れたところ、紙を覆うように水の色が変化しました。

これはひかり菌が増殖し、エロモナス菌を押しのけていることを示しています。
つまり、水槽環境においても優占種となりうること示唆しており、病原菌を減らす効果が期待できます。


参考:株式会社キョーリン 【https://www.kyorin-net.co.jp/saki/sa_detile_01.html】



消化が良い

金魚は胃がないので、食べたものはそのまま腸に送られます。
咲ひかりを与えつづけると腸内でひかり菌が優占種となり、バチルス菌の分解サポートを得られるようになります。
キョーリンさんの解剖結果によると、咲ひかりは約30分で「固形⇒液体」へ腸内分解されるということなので、金魚屋さんも絶賛するようにかなり消化は良いと思いますね。



参考:キョーリン株式会社山崎研究所【https://www.kyorin-net.co.jp/yamasaki/found/f01.html】

【結論】育成環境サイクルを整えられることが最大のメリット



これまで僕は、咲ひかりを「人工飼料」として見ていました。
でも、そうじゃない、咲ひかりを導入するということは、育成環境を整え、その良好なサイクルを補助する役割があった。

咲ひかりを与えることのメリット

❶ 個体の腸内細菌が正常化され、健康的になることが期待できる
❷ フンの一部よりひかり菌が増殖し、有機物分解をサポート、水質悪化軽減が見込める
❸ 増殖したひかり菌がエロモナス等の病原菌をおしのけ、増殖を防ぐことが期待される
❹ 濾過装置への負担が軽減し、水槽全体の濾過機能をサポートする
❺ 水が汚れにくくなり、結果、「金魚にとっての好環境」を維持しやすくなる


咲ひかりだけで育てている「生産者さん」や「愛好家さん」は、きっと、このことを知ったんでしょうね。
それで、自身で検証し、成果が出たから現状そうなっているんでしょう。

勿論、「咲ひかりを与えれば大丈夫」という訳ではなく、要因は複合的なものですから、1要素として考えなければ…
色んな工夫、試行錯誤があって金魚は完成する、錦鯉だってそう、生物である前に芸術品でもある。

育てるものというか、作り出すものですからね、僕もその様な視点で育成していければと思います。

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この記事を書いた人

大学で火山岩石学を専攻、卒業後3年間旅をしていました。その後、職業訓練校でCADを学び機械設計会社に入社。コロナを機に退職し、現在は自営で運送業しながら多肉植物を育ててます。時々、多肉系記事も書きます。

錦鯉・金魚に興味を持ち、育成を開始!!
今後は観賞魚業界に潜入します!!

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